SaaS型テキストマイニングシステム。
各企業がマーケティングを行うためのアンケート結果や
ネット上の膨大なテキスト情報を瞬時に分析する。
分析結果は、人間の視覚をいかし、大小の文字、
さらには、テキストの内容を把握して人物画像の表情から、
ポジティブかネガティブかということも判断できる。
単に、出現頻度を表したものではなく、
実際の生のコメントまでたどり着くこともできる。
誰でも分析結果が見える、分かる、使えるテキストマイニングだ。
テキストマイニングはシステムとして10年ほど前から市場にあった。
従来のテキストマイニングは専門的なシステムであり、パッケージのため非常に高価だった。
導入先の担当者が操作を覚えること自体に労力がかかってしまい、
しかも、担当者が転勤や退職などで変わるとその時点でノウハウが途切れてしまうという欠点があった。
また、分析した結果を分析者はもちろん理解しているが、フィードバックしたときの関連部署、
経営者が見たときにあまりにも専門的過ぎて分からないという問題点もあったという。
今述べた問題は数百万〜数千万円のシステムを購入したお客様の場合であり、
そもそもシステムが高すぎるので購入出来ず、手作業でデータの分析を行い、報告するのに1ヶ月かかったり、
せっかく膨大なデータを蓄積しているのに活用できなかったりする企業が圧倒的に多いのが実状であった。
「テキストマイニングはもっと幅広く活用していただけると思っているので、
もっと簡単に、分かりやすくしようと考えたときに、視覚的に分かる分析結果、グラフが動いたり、
単語がマップ上で分かったりと一目でキーワードを把握できる。
そもそもキーワードというのは個別の問題だけを見るのではなく、
鳥が千メートル上空から地上を見るように俯瞰してみることが重要です。
『鳥の目と虫の目』という言葉がありますが、全体像を把握した中で
『このあたりに何かあるぞ』と気になる点を細かく見ていく。
必要なのは全体像から大まかな問題点が明確になり、
辿っていくと最終的にはお客様の生の声に届くテキストマイニングを作りたいと思ったのがきっかけです。」
「ひと昔前は、アンケートやコールセンターに届く声が大半でしたが、
ここ最近はブログなどのインターネット上から情報がかなり集まります。
企業からしてみればインターネット上からの反響が見たいという声が多いです。
口コミサイトの業界ではネット広告などで収入を得ていたが、
現在では飽和状態となり、新規会員を集めるのも困難になってきています。
次なる事業としては溜まった声をどう資産化していくのかが課題です。
まさに、生の声を見える形にしていくということですね。
溜まった声をレポートにして、クライアントにフィードバックするといった
ビジネスプランの構築に取り組んでいる中に、『見える化エンジン』の需要が生まれています」
もちろん現在でも、アンケートから、コールセンターに届く声などを『見える化』し、
マーケティング、品質・サービスの改善に役立てている企業も多い。
金融であれば必要説明事項がもれていたり、
店頭で店員がしっかりと説明をしていなければクレームという形で入ってくる。
それを経営改善に生かしていくという活用が行われている。
さまざまな場所で、さまざまなテキストを見える化し、企業に貢献している。
「今まではテキストマイニングというと分析者のための分析ツールを指していましたが、
我々が目指しているのは、あたかもお客様が
オフィスに来ているのかのように身近に感じることができるシステムです。」
どういうことか申しますと、仕事をしていると
どうしてもお客様の視点で物事を考えられなくなったり、
見られなくなったりしてしまいます。
しかし、お客様の声を分かりやすく届けることであたかも隣にお客様がいるような、そんなシステムにしたいです。
そういう意味でいくと一部の企業が使えるものにしたくはありません。
できるだけの価格、サービス、使い方と見方。千社レベルで使っていただける仕組みにしていきたいです」。
サービス提供社を一年間で100社へのサービス提供を目標に現在も、
システムの改良、改善、新サービスを開発している。
そして、今後の構想についても語ってくれた。
「現在は、パソコンメーカー、食品メーカー、通販、マーケティング会社などでの自社利用が中心になっていますが、
『見える化エンジン』というネーミングには、いろいろな場所にテキストマイニング技術を応用していきたいという意味が込められています。」
たとえば、コールセンター系、CRMのツールを持っているベンダー、営業の日報のSFAのシステム、
コールセンターなどにシステム、オプションとして機能の一部を提供していくようなOEM提供なども考えています。
Webのシステムなので、連携しやすい。そのお客様のCRMのシステムには顧客の声分析オプションがついていて、
見える化エンジンが裏で動いて、分析ができるといった新しい構想もあります」