東京から車でわずか数十分、パームツリーがアクセントとなる南国情緒漂う都市がある。
千葉県新浦安だ。
まるでリゾート地に来たかと思わせるような景色が広がるなか、中心を抜けて歩き出すと、
目前に夜明け前の東京湾がいっぱいに拡がった。
「高洲海浜公園」の早朝。
まだ暗い湾には小さな灯りを灯した小船が浮かんでいる。
この湾では昔から、貝まきや海苔摘みが盛んに行われてきたという。
今ではその姿を見かけることは滅多にないが、美しい風景は変わらぬままだ。
やがて空が明るくなり、遙か対岸に林立する高層ビル群のシルエットがくっきり浮かび上がると、
辺りはみるみるうちに現代の様相を呈する。
さながら古代から現在へタイム・トリップの瞬間だ。
新浦安は東京23区に隣接している。東京ベイに面しており、近隣には東京ディズニーランドをはじめとした、
大型施設が豊富に揃い、遊びに、話題に、ことかくことはない。
しかしそれにもまして特筆すべきは、新浦安の街並みにあるといえる。
他エリアでは決して類をみない美しさと快適性を兼ね備えた、アーバン・リゾート。
人が還るべき場所は、ここにある。
海岸沿いに広がる公園に夜明けが訪れると、辺りには人々が集まり始める。
老夫婦が寄り添いゆっくり歩く横を、ジョギングのランナーが駆け抜ける。
遠くに小型犬を連れた人々が笑っている。誰もが海岸沿いの朝を楽しみにやってきた。
新浦安の周辺には、「浦安市総合公園」「高洲海浜公園」以外にも日本屈指とも言える公園や
人気のプレイ・スポットが点在しており話題にことかかない。
お台場を象徴するお台場海浜公園では、レインボーブリッジや東京タワーをはるか望みながら
カフェでゆっくり会話を楽しんだり、静かな入り江を思索しつつ散策したりと、
思い思いのシーンに合わせて時間を過ごすことができる。
また、アクティブに過ごすなら葛西臨海公園の広がる芝生でボール遊びやフリスビー、
そしてただ何もせずに寝転んで、思う存分、空を眺めてみる、など、
その時々の気分に合わせた過ごし方をするのも良いだろう。
近くには消防庁の他に、東京の上空を旋回するヘリコプターの遊覧飛行のコースもあり、
つかの間の空の旅を楽しむことも可能だ。
自分だけの時間、貴重な一日
86,400秒の使い方はまさに自由自在といえる。
新浦安駅周辺には大型の店舗が豊富に揃っているためショッピングの楽しみにもことかかない。
さらにパームツリーが並んだ街のシンボルロード沿いをそぞろ歩けば、洒落たカフェやショップも並び、
眺めているだけでも弾むような気持ちがこみ上げてくる。
そして何よりも、街全体に南国のようなリゾートの雰囲気が漂っており、日常でありながら、
非日常のような、ゆとりのある時間が流れているのが心地よい。
整然とした街並みを歩けば、柔らかな海風がほほを撫でていく。
新浦安―――
それは自然と都会が見事に融合した、新しい空間。